ヒルギメナダ1 ヒルギメナダ Chelon melinopterus ボラ目ボラ科
 全長:30cm
 採集・購入時の全長:2.5cm、3cm、3.5cm
 飼育数:4
 餌やり:楽
 性格:一応大人しい

 画像個体の全長:3.5cm

横綱級のボラ

 コボラに似ており、入手してしばらくそう思っていたが、本当のコボラを見てヒルギメナダらしいと分かった。実物を見ると、ボラの中では太いコボラよりさらに太い印象である。フナ体型だと思っていたがそれほど似ていなかった。とにかく横綱級である。明確な違いは、日本産魚類検索でわかるが縦列鱗数や鰭条数、脂瞼が異なる。コボラの他、奄美大島以南で見られるアンピンボラも似る。

 日本では最寄りでも石垣島まで行かないと見られない。しかし最近、沖縄でないといないと思われていたヒイラギの仲間が奄美大島や鹿児島県で捕獲されており、もう少し北でも見つかるかもしれない。現状では実質的なレア種であるが、生息地にはいっぱいいるらしい。小さい種類だが太さで迫力があり、思い切り「熱帯」に行かないと見られないから熱帯海水魚飼育者におすすめ。油膜取り、コケ取り、砂撹拌とも盛ん。なんで名前はヒルギボラじゃないのだろう。和名を提唱した論文ではメナダ属だからと述べられているが、コボラもセスジボラもメナダ属である。コボラはヒメメナダという別名があるようだが。


成長速度(通常1ヶ月ごとに計測、大きさ単位はcm)

ヒルギメナダ1  3.5 →4 →4.5 →4.7 →5 →5.5 →6 →6.5 →7.5(他個体は未測定)

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