イボショウジンガニ Plagusia tuberculata
十脚目イワガニ科
甲幅:4cm
採集・購入時の甲幅:0.9cm
飼育数:1
餌やり:楽
性格:凶暴?
画像個体の甲幅:0.9cm
見た目では分からないが奇妙
ショウジンガニを茶色の迷彩色にしたような種。しかし本種の特徴として脚に毛が生えており、素早く泳ぐことができる。ガザミの仲間とキンセンガニの仲間以外にここまで泳げるカニがいるとは思わなかった。近所で見つけた時も水面にいてハゼのようにピッピッと泳いでいたという、カニ離れした遭遇だった。オキナガレガニのように漂流することもあるらしい。水際にいることが多く登る能力も高いため、環境が悪いと容易に脱走するだろう。
ある日水際ではなく底におり、泳いだところにイソカサゴがかぶりついて気絶し、コショウダイが振り回して脚を数本むしってしまった。救ったところまだ動いていたが、翌日死亡を確認した。死んでいるのでコショウダイにやったところ、強引に飲み込んでしまった。同居のケフサイソガニは食べようとしないが、ショウジンガニ類は平たくはさみが小さく、食べやすいのだろうか。その後持ち帰った小さなショウジンガニは隔離ケースに入れている。本種もまた見つけて飼育したい。