コブヨコバサミ　Clibanarius infraspinatus　　十脚目ヤドカリ科
　甲長：２ｃｍ
　採集・購入時の甲長：１．５ｃｍ
　飼育数：１
　餌やり：楽
　性格：一応大人しい

　

身近な大型ヤドカリ

　汽水域で見られることがある大型ヤドカリで、初めて見たのは汽水域近くの海岸だった。大きかったが弱っており、持ち帰りはしなかった。次にそれよりは小さいものを汽水域で見られ、これを持ち帰った。カキやフジツボの殻がたくさんついているアカニシの殻を背負っていて、迫力があった。足とハサミが１本ないのに気づいたのはかなり遅くなった。それが、１回の脱皮で色が薄いが再生したのには驚いた。次の脱皮で元通りになるだろう。飼育は難なくできるが、大きいので底生魚の負担になり、水槽が大きくないとカレイなどを飼育できなくなるだろう。そしてカニのように置いてある物を動かす。大きいが小型ヤドカリと同様に物を登りもするため、くっつけてある物を落とされることがある。小さい魚を食べることがあるともいう。カニに近いリスクがあるが、大型ヤドカリは珍しいので珍重しがちになる。好みで持ち帰ろう。