モクズガニ Eriocheir japonicus 十脚目モクズガニ科
甲幅:7cm
採集・購入時の甲幅:0.4cm(メガロパ幼生)、1cm
飼育数:1以上
餌やり:楽
性格:凶暴
様々な環境にいる大型カニ
初秋、4mm程度と大きなメガロパ幼生が見られた。それも何回もである。2.5mmの並のメガロパはすでに見ていて、それはケフサイソガニ系だろう。他にふつうに見られるカニで、大きいものだからモクズガニの幼生だと思った。持って帰って少しすると、最小のケフサイソガニより大きい子ガニが水槽に現れた。持って帰ってないのに同様のカニが続々と現れ、少し大きくなると皆同じ、ケフサイソガニと違う模様になったため、これらがモクズガニだと思う。メガロパはもう着底する段階なので持って帰れると思ったが、今回はその通りだった。それと別に、ケフサイソガニとは違うようなカニがいたので持って帰ったが、一様に茶色くこれもモクズガニだった。脚が長くハサミの房は見られない。メスなので凶暴なところは見せていないが、大人になればかなり悪食らしい。
モクズガニは淡水、海に近くてもせいぜい汽水にいるものと思っていたが、完全な海にも出るどころか海水で飼育もできるらしい。淡水寄りの汽水魚は海水だと数日単位で死んでしまうが、小さいモクズガニは甲幅1cmから1.5cmになるまで大丈夫だった。