ササノハベラの一種 Pseudolabrus sp.
スズキ目ベラ科
全長:20cm
採集・購入時の全長:2.8cm
飼育数:1
餌やり:楽
性格:大人しい
画像個体の全長:2.8cm
釣りサイズは多い、幼魚は少ない?
温帯性のベラで控えめな体色。ササノハベラは従来一種であったが、90年代にアカササノハベラとホシササノハベラに分割された。アカササノハベラは目の下の縦線が胸鰭基部に向かい、ホシササノハベラは直線的である。飼育した個体はまだ成魚の特徴が不十分なため、どちらの種なのか不明。釣りではおなじみの種だが、網で捕った記録は少なく幼魚の飼育例も見かけない。飼育個体も通販サイトで見つけて、幼魚は珍しいと即買いしたものである。だが、本当に幼魚が少ないのかと思いきや、採集情報を見ているとあることに気づく。ササノハベラの幼魚は「夏の藻場」ではそこそこ捕れているのだ。夏以降はみんな磯に死滅回遊魚を探しに行き、藻場は春しか行っていない。藻場や内湾の磯中心に採集している人はササノハベラを捕れている。ちょうど死滅回遊魚のまだ少ない7月、8月にいるようなので、こうした環境を調べておきたい。