アカメバル Sebastes inermis
                  カサゴ目フサカサゴ科
 全長:25cm
 採集・購入時の全長:3cm、3.8cm
 飼育数:2
 餌やり:少し楽
 性格:一応大人しい

 画像個体の全長:4.7cm

 

カサゴよりやや飼育向き

 メバルの飼育は、小さい幼魚から始めても簡単という情報と難しいという情報があったが、ボラがいるのでつられ食いに期待した。大きさに差のある2匹だった。水槽に入れて3日後にむきエビを与えると食べ、4日後にフレーク餌を食べた。が、見た目ほど大きいものを食べられずフレークの大片は吐いてしまった。また、大小のうち小さいほうはエサを食べるのが遅れた。しばらくは小さいエサしかちゃんと食べなかったが、慣れると大片も食べるようになり、水面のエサもがっつくようになった。大きい方は金魚の餌が好物でザリガニのエサはあまり食べなかったが、小さい方は金魚のエサをあまり食べず、いつしかザリガニのエサを安定して食べるようになった、と個体差がみられた。

 性格についても情報は混ざっていた。うちでは大きい方は他の魚を追いかけたが、噛まずに体当たりだけで、小さい方はおとなしかった。かなり大きなイシガレイには黙っているものの、6cmのアシシロハゼがやられっぱなしだった。真ボラとムラソイも攻撃されたが、やがて追い回すことはなくなった。小さいメバルは、そのうち大きいメバルの後ろに回って軽く体当たりをよけるようになっていた。

 北寄りに生息するカサゴ系統の魚は成長が遅い。生後1年で10cmが基本である(クロソイなどは違う)。そのため、長く飼って成長を楽しむのに向いているだろう。メバルはカサゴより小さいようで20cmになるのも遠いが、大きいと30cmになる。そこまで飼育した人の情報は見当たらないが、長く飼っている人はきっといるだろう。

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